ミニマルなアート『ジュリアン・オピー』
こんにちは、mikeです。
もうだいぶ前に展覧会は終わってしまったのですが、ミニアルでおすすめのアーティストをご紹介します。
ジュリアン・オピー(Julian Opie [ˈoʊpi], 1958年 - )はイギリスの現代美術家である。 ニュー・ブリティッシュ・スカルプチュア(英語版)と呼ばれる作家のひとりとされる。 シンプルな点と線による独特な顔を生み出し、世界の名だたる美術館に作品が所蔵されている。(『ジュリアン・オピー - Wikipedia 』より)
東京オペラシティアートギャラリーで今年2019年7月〜9月まで展示が行われていました。詳細はコチラ↓
少ない線で職業や動作がわかる。
ピトグラムのようなドローイング。
そして展示会の様子はこんな感じ。
シンプルな絵をレイヤーで表現したり
電光掲示板で動かせてみせたりと、とてもワクワクする展示方法でした。
街を行き交うミニマルな人たちの巨大作品(実物は人間の3〜4倍程)
金太郎消しゴムの巨大版みたいな羊
餌をついばむ電光掲示板の鳥
電光掲示板を悠々と泳ぐ鯉
こちらは図録
僕は太い線を使って絵を描く。扱いきれるギリギリの太さの線を使って。太くなればなるほど、線は具体的な物事に近づいていく。そのような線は、対象のエッジを描写するだけではない。それ自体がアクチュアルな事物となる。棒みたいに。それを使って何かを描くことはとても難しい。だからいろいろな妥協をすることになる。指はもちろん、足や首だって諦める。太い線は、より張り詰めた存在となり、物体に近づく。何かの描写ではなく、描写対象を示唆するサインとなっていく。(『ジュリアン・オピー展 図録』より)
リアリティを追求し描きたい対象を絞り込んだ結果、ディティールは削ぎ落とされてミニマル化されたんですね。
難しいことはさておき、個人的、感覚的に彼の作品がとても好きです〜:)
機会があれば本や展覧会で彼の作品に触れてみてください。
ではまた!